横浜には、観光名所もさることながら、博物館や美術館も街中に多く点在しています。その中で、今回は通称「ニュースパーク」と呼ばれる日本新聞博物館へお邪魔しました。
ニュースパークは、横浜市中区、日本大通りに面した場所に位置します。横浜市の小中学生が課外活動として訪れることでも知られ、社会科見学のようでワクワクしながら向かいました。
博物館と聞くと静かに見て回るイメージが浮かびますが、ニュースパークはその見方を覆します。ここでは、来館者が体験をしながら、新聞について学ぶことができます。たとえば、自分で新聞の見出しを考えたり、歴史的事件の取材を体験したり。ニュースの裏側にいる編集者や記者の視点、その大変さも感じることができます。また、過去の新聞記事から歴史に触れることで、新聞がこれまで社会に果たしてきた役割と影響力を感じ、特に有事、災害時の重要性を切に感じます。
ニュースパークが横浜にあることも意味がありました。横浜は日本の「日刊新聞発祥の地」です。日本で最初の近代的な新聞が発行されたのは、明治時代。当時、横浜は外国との玄関口として、情報や文化が集積する場所で、自然の流れとして新しいメディア『新聞』が誕生しました。ニュースパークが横浜にあるのは、発祥の地であることも象徴しているんです。
ソーシャルメディアの発展によって、新聞離れが進み、インターネット情報への見極め力が日々求められているように感じます。言葉の背景に含まれる考えや研究にも近い徹底した取材、それらの視点を『楽しみながら』学ことのできるニュースパーク。ジャーナリズムに興味がある人はもちろん、今の時代だからこそ、訪れる価値のある場所でした。現在の社会問題や未来への在り方を考えるための企画も開催されています。
ちなみに、おしゃれカフェとしてSNSでも投稿が盛んな、2階にあるミュージアムカフェもおすすめです。パリを感じるカフェでゆったりと、記者になった気分でコーヒーを一杯。メニューも面白いので、注文時にはぜひ記者を気取って頼んでみてください。
(稲葉美菜子・いなば行政書士事務所)
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2024/10/15 12:00電子版企画
ヨコハマ探訪!(15)~青春オンライン企画~「ニュースパークと横浜の関係」
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音と映像で体感する「情報タイムトンネル」
ライター:稲葉美菜子
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人口と世帯
2024年9月末 現在
室蘭市
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43,154世帯(-58世帯)
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43,826人(-47人)
23,963世帯(-4世帯)
伊達市
31,342人(-15人)
17,451世帯(-6世帯)
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