主人公は「人生を変えよう」として何かを始めるが、全部三日坊主に終わってしまうサラリーマン。しかし、ある日突然、彼の目の前にゾウの姿をした奇妙な生き物が現れる。「ガネーシャ」という名前のインドの神様は、主人公の家に住みつき、ゲームをしては寝るだけ。多分、史上最悪のお師匠さまだ。
しかし、ガネーシャは言う。「今から自分が出す簡単な課題さえこなしていけば、お前は確実に成功する」と。成功を願う普通のサラリーマンとぐうたら神様ガネーシャ。この二人が「成功するためにはどうしたらいいか?」「そもそも成功とは?」漫才のような掛け合いで、自己探求を深めていく。
自分が変わることに期待しているうちはいいが、時間がたつと「自分は変われない」という考えになっていく。それがいつまでも続いていくのが変われない理由だとし、「ガネーシャが与えた課題を実践し、身につくまで続ける」継続の大切さを強調している。
私が初めて就職した会社は、小売業だった。当時は、バブル景気の始まる頃だったが、仕事は厳しく、きつく、給料も安かった。いわゆる「3K」ともいえる環境だったが、そこで教わったことは、社会人として生きる基礎となった。
最初に教えられたのは「使ったら、元に戻す」。①探すことに無駄な時間がかかる、②次に使う人のことを考慮する。自分が次に使う立場だったらどうしたらよいのか、考えて行動する手ほどきを受けた。
どんな小さな作業でも怠らずコツコツと続ける、相手のことを考えて仕事をする大切さを学んだ。それは、今も本当に役立っている。感謝してもしきれない「かけがえのない財産」だ。
それでも私は、仕事でも人間関係でも、たくさん失敗をしてきている。しかし、その失敗を糧に、次はもっと良くなろうと生きている。ただ、いまだに失敗の方が多いが。
「世界を楽しんでや。心ゆくまで」ガネーシャの言葉が心に響く。
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2024/10/15 11:00電子版企画
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「夢をかなえるゾウ」水野敬也(文響社)
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