
今回は、横浜でも特に有名な観光地「横浜中華街」を市民目線でご紹介したいと思います。
横浜中華街は、言わずと知れた日本最大の中華街です。多くの観光客が訪れる場所ですが、横浜に住んでいる私たちにとっても親しみ深い場所だと感じます。特に2月は、旧正月(春節)のイベントが盛り上がる時期。色とりどりのランタンが中華街だけでなく、横浜駅やみなとみらいエリアなど横浜の街中でも目にする機会が多いです。これを見て、「春節が近いんだな、中華街に行きたいな~」と気付きます。
2月のある日に、仕事帰りに中華街に寄ってみると、春節を祝う豪華なランタンオブジェが迎えてくれました。私は、平日ランチ時間と夜の中華街が好きで、この時間帯に中華街に行くようにしています。
平日のランチは、飲茶などで利用することが多く、「同發本館」や「重慶飯店」は店内も落ち着いていて、喧騒の中でゆっくりとした本場中華ランチをいただけます。
そして、特に夜の中華街。夜になっても人通りは多いのですが、ピーク時間よりは少なくゆっくりと過ごせると思います。夜がおすすめなのは、お店の方たちの片づけ見たり、中国語でお客さんと会話をしていたりと、中華街での暮らしを感じられるからです。
また、中華店と中華店の間に、洋風の古くからのバーがあったり、ジャズを聴けるお店があったりと、お昼の時間には気が付かなかったお店にも出会えます。
店内の客層も観光客というよりは地元の方々に変わる時間帯で、異国に行ったようなそんな感覚が味わえるんです。地元の人が多く利用しているお店は、美味しさや歴史も確かでもありますよね。
春節期間、獅子舞のパフォーマンスもありますよ。獅子舞の可愛さと迫力もですが、新しい年や人々の幸運を願っているという意味を知ったとき、とても素敵だなと感じました。見る人もその思いを感じられる瞬間です。
中華街は、観光地としてとても有名ですが、私にとっては暮らしと歴史を感じられる場所です。観光地としての華やかさと、地元の人々の日常を見ることができる場所、二つの面があるからなのかなと思います。
(稲葉美菜子・いなば行政書士事務所)