無事故・無災害を祈願する会員たち
登別建設協会(草塩忠幸会長)は6日、安全祈願祭を刈田神社(登別市中央町)、新年交礼会を市民会館(富士町)でそれぞれ開いた。無事故・無災害の一年を願いながら、業界が抱える課題の克服に向けて決意を新たにした。
安全祈願祭で会員一人一人が玉串をささげ、新年交礼会には会員、来賓合わせて約40人が出席。
草塩会長は燃料や物価の高騰、残業の上限規制など業界を取り巻く経営環境を挙げ「課題は多いが、克服することが経営者に求められている。課題をピンチと捉えず、時代の変化に合わせてICT(情報通信技術)、DX(デジタルトランスフォーメーション)を取り込み、若い人に目を向けてもらえるような産業にしていきたい」と会員を激励した。
来賓の赤根広介道議、小笠原春一市長、辻弘之市議会議長からは建設業者に期待する言葉が贈られた。
市民待望の市役所新庁舎は昨年7月に着工しており、来年3月の完成予定(同9月供用開始予定)。遠田・内池特別共同企業体(JV)として主体工事を担う遠田建設の遠田耕治代表取締役は「完成に向けて今年がヤマ場となる。従業員一丸となって頑張りたい」。同じく和田・藤川JVの和田工務店、和田浩一代表取締役社長は「市民の皆さんに喜んでもらえるような建物にしたい」とそれぞれ新年の抱負を話していた。