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完成した「かなぼう餃子」を手にする(右から)武藤さんと岡田さん
◆―― 13、14日イベント出店
地元の1次産品を使ったオリジナルレシピ「かなぼう餃子」の開発に取り組む登別明日中等教育学校(松田卓也校長)の5回生4人は、今月開催するイベント出店に向けた最終試作会を行った。今回、ギョーザのタネにおからを加え低カロリーながらボリューム感を追加。考案した和風、タルタル、ケチャップ、コチュジャンの4種類のタレを添えた。
「かなぼう餃子」開発に取り組むのは5回生の岡田美遊さん、鯉渕陽朱さん、武藤百音さん。今回新たに袴田創大さんが加入し、今後は4人体制となる。10月に開催される「高校生チャレンジグルメコンテスト」への出場を最終目標にしている。
販売実績などの経験があるとコンテストでも評価されることから、13、14の両日中央町で開催される「のぼりべつ夏祭り×登別ブランドまるしぇ」への出店に向け、試作を繰り返した。
これまでの試作品では、俵型にしたタネにギョーザの皮の製造段階で生じる切れ端を細かく切ったものを付けて揚げていた。しかし、火を通す必要から揚げ時間が長くなり、焦げてしまう事が課題だった。
そこで今回は15センチ程の長さに薄く伸ばしたタネに皮を付けることで揚げる時間を調整。目指していた「かなぼう餃子」に仕上がった。
最終試作会には約20人の教職員や生徒が参加。「人気のタレはどれか」「食感や味はどうか」「イベント出店時の金額設定は購入しやすいか」などを聞いた。アンケートの結果、コチュジャン味のタレを改良していくと決めた。
岡田さんは「実感が湧いてきた。自分たちが考えたことがここまで形にできたことがやりがいに思う。コンテストに向け大事にしたい」と意気込みを語った。