手筒花火を持つ体験者(左)
登別国際観光コンベンション協会(唐神昌子会長)は30日まで、登別温泉町の地獄谷展望台で有料の鬼花火観覧や手筒花火体験を行っている。中華圏の旧正月・春節に合わせた開催で、約300人を超える観光客らが鬼花火を堪能している。
観光庁によるインバウンド(訪日客)の地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業。500円で鬼花火が観覧できるサービスは昨年10、11月に4日間初めて開催した。
今月27日から始まった今回は、中華圏の旧正月・春節に合わせての開催で、多くの誘客を見込む。
鬼花火のショーでは、ナレーションが流れて鬼たちが登場すると、カメラを手にした観光客が押し寄せた。鬼が構えた手筒花火から豪快に火花が噴き出す圧巻のパフォーマンスに、観客から歓声や拍手が送られた。
鬼花火の終了後には、冷熱花火を使用した手筒花火体験を実施。参加者が鬼の法被を着て仮面を被り、ドラの音に合わせ花火を着火。勢いよく噴き上がる火柱と赤鬼、青鬼との記念撮影を楽しんだ。体験は1人5千円(18歳以上対象)。
体験した市内在住の男性は「お面を付けると視界が狭く、驚いた。その中でよく身動きができるなと関心しました。良い体験ができた」と感動していた。
2月6、7日にはカルルス町で氷筍(ひょうじゅん)ツアーも開催する。当日は午前8時45分に登別温泉観光案内所に集合。午後3時に解散予定。参加料は1人3万5千円(同)。手筒花火体験と氷筍ツアーは事前予約制。申し込みは同協会のホームページから。詳しい問い合わせは同協会、電話0143・84・3311へ。
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