ネーミングライツ契約で2023年度から新名称が「室蘭民報みんなの水族館」になった市立室蘭水族館
室蘭民報社(野田龍也代表取締役社長)と室蘭市は3月16日、市立室蘭水族館(東忠明館長)のネーミングライツ(命名権)スポンサー契約を締結した。4月21日にオープンした水族館の新名称は「室蘭民報みんなの水族館(略称・むろみん水族館)」となった。今後、本社の紙面・ネットツールなどを生かし「道内最古の水族館」を積極的にPRしていく方針。
本社「SDGs宣言」に沿う地域貢献の一環。名称のカラーリングは本社のテーマカラーである「報恩(青)・感謝(緑)・貢献(橙)」を示している。契約期間は2023年度から7年間。その後は随時更新する方針。
新名称は社内公募約30点を社員、水族館職員、運営母体の室蘭観光協会職員などの意見を参考にして決めた。「誰もが訪れたことのある水族館。みんな大好きで、みんなで楽しむ水族館をみんなで守っていこう」というメッセージを込めている。
室蘭水族館は昨年10月、室蘭市内各公共施設の存廃論議を経て存続が決まった。野田社長は「どの家庭にも水族館で撮った記念写真が大切に残されていると思う。室蘭のシンボルでもある。市内から思い出の施設や老舗が減っていく中で、水族館自体が市民の“心のアルバム”になるよう、いつまでも煌(きら)めいてほしい」と話している。