炎に無病息災を祈る市民ら=7日、室蘭八幡宮
室蘭八幡宮(室蘭市海岸町、奈良守房宮司)で7日、新年の伝統行事「どんど焼き」が行われた。参拝客らが正月飾りやしめ縄などを持ち寄り、今年一年の平穏を祈願した。15日まで。
この日は青空が広がる穏やかな天候に恵まれて、多くの市民らが訪れた。
火入れ直前、奈良泰房権禰宜が祝詞を読み上げ安全祈願。榊(さかき)が奉納され、ろうそくで火が入れられた。たき上げられる縁起物の山を前に参拝者は、高く上がる煙をあおいで浴びたり、揺れる炎に手を合わせ、無病息災や家内安全などを祈った。
小橋内町の山本栄さん(90)は「どんど焼きには、健康と安全を祈りに毎年訪れている。今年は平和な一年になることを願う」と話した。