小学生チーム「ABLAZE」のパフォーマンス
◆―― 「最高の演技できた」
伊達市、壮瞥町の小学生ダブルダッチのチーム「ABLAZE(アブレイズ)」が、3月18、19日の2日間開催された「ダブルダッチ・コンテスト・ジャパン2023」(東京都)の年齢構成自由部門(オールエイジス)に初出場し、準優勝に輝いた。次の目標を世界大会に定め練習を開始した。
アブレイズは、昨年11月に結成。リーダーの上名結衣さん(壮瞥小5年)、弟の颯介君(同小4年)、武田晃弥君(同小4年)、橋本彪我君(伊達西小2年)、斉藤侑君(伊達市東小4年)の5人。いずれも壮瞥町在住のプロのダブルダッチパフォーマー、川南光さんが運営する「HKR JUMPROPE CLUB」の門下生だ。胆振西部に30人いる中で、チームパフォーマンスへのやる気、熱量がある子どもたちが集まった。
結成して約半年間、週1回のレッスンに加え、縄の回し方やダンス、アクロバットのチーム練習を続け、初めて大会に挑んだ。
同コンテストは、一般財団法人日本ジャンプロープ連合主催。オールエイジスのほか、小学1年生~10歳(キッズ)、11~14歳(ジュニア)、15歳~(シニア)、の4部門に分かれ、2分間のパフォーマンスで得点を競う。同じ部門は東京、名古屋、京都から出場した中学・高校生チームばかりで、ABLAZEは最年少だった。
大会当日は、雨の影響で練習時間が7分に限られ、通し練習は2回のみ。午後の本番では、2分間の一発勝負で25点を獲得した。
大会を振り返り「緊張はしたけど、自分たちの最高の演技ができた」とリーダーの上名さん。「ミスは少なかったし、楽しくできた」とメンバーが笑顔を見せた。川南さんは「大会に出ることを目標に、練習を重ねてきた。準優勝の大きな結果もついてきた」と子どもたちの研さんをたたえた。
次の目標は、学生の世界一を決める大会「Double Dutch Delight 2023」への出場。8月に岩手県で予選が行われ、11月の全国大会で国際大会の切符を狙う。子どもたちは、ダブルダッチの花形と呼ばれる「スピードという技に挑戦したい」と意気込み、まずは予選に向け練習を重ねている。