
オープンしにぎわう「こどもカフェ」(提供写真)
多世代が集える場所づくりへ準備を進めていた、伊達市のNPO法人おやこ応援団いちごはうすの会(工藤直美理事長)は13日、市内錦町に「こどもカフェ」をオープンさせた。月1回子ども食堂を開店し、居場所づくりや子どもから大人までの交流の場を目指す。
市内で子ども食堂を展開する同会。「こどもカフェ」は、錦町の築50年余の元飲食店の建物の1階部分約250平方メートルを無償で借りた。改修費用はクラウドファンディングで募るなどしてきたが、物価高騰などの影響を受けて改修作業が難航。予定よりも1年半ほど遅れてオープンにこぎ着けた。
今回、近年の夏場の猛暑対策として市内企業からエアコンの寄贈を受けることが決まり、この日プレオープン。名称は「KODOMO cafe tout le monde」(こどもカフェトレモン)。店内は座敷と椅子席があり、居心地が良い雰囲気。伊達出身の彫刻家、渡辺元佳さんから贈られたサルの大型オブジェもある。
初日のこの日は、多くの家族連れらが来店。手作りカレーを味わい交流を深めていた。クラウドファンディング返礼品のお食事券が利用できる。工藤理事長は「大変長らくお待たせしました。本当に感慨深い。多くの人に来てほしいです」と笑顔を見せた。
カフェの住所は錦町100・79。今後、毎月第2日曜日に子ども食堂を開く。来月は11日を予定。時間は正午~午後3時。料金は大人500円、子ども無料など。詳細は工藤理事長、携帯電話080・4041・9703へ。