自社商品をアピールする森本代表(左)と大久保社長
【札幌】サッポロビール(東京)とポッカサッポロ北海道(札幌)は27日、北海道エリアにおける2025年事業方針説明会を札幌市内で開いた。サッポロビールは販売40周年となる「サッポロクラシック」のリニューアルを図り、ポッカサッポロ北海道は「ポッカレモン100」の需要拡大を進めていく。
サッポロビール北海道本社の森本光俊代表(北海道本部長)は、麦芽100%で道内限定生ビールのサッポロクラシックの昨年の売り上げが「過去最高を達成した」と説明。その上で1985年の販売から40周年となる記念プロジェクトを発表した。
ホッホクルツ製法に磨きをかけて、素材のうまみを保ちながら爽快な飲み心地を追求。イメージキャラクターには道産子の漫才コンビ、タカアンドトシを起用するなど、「The HOKKAIDO BEER」をアピールする。
ポッカサッポロ北海道の大久保正孝社長は、ポッカレモン100に収縮期血圧を下げる機能があるとして、昨年から機能性表示食品へ進化したと紹介。売り上げは前年比200%と大幅アップし、全国の中でも「北海道での売り上げが好調」と力を込めた。
販売から53年が経ち、商品の認知度は浸透している中、血圧を下げる機能を宣伝したことで、最近購入していなかった消費者に「改めて買ってもらった」と分析。「北海道に根差した商品を提供する」と語った。