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2025/01/15 16:30政治

〈動画〉石丸氏新党「再生の道」 都議選全42区擁立目指し、自身は出馬せず

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地域政党の名称を発表する石丸伸二・前広島県安芸高田市長=15日午前、東京都港区

 石丸伸二・前広島県安芸高田市長(42)が15日、東京都内で記者会見し、今年夏の東京都議選に向け立ち上げた地域政党の名称を「再生の道」と発表した。「日本をよみがえらせる」との意味を込めたと説明。候補者を公募し、全42選挙区に擁立を目指すとしている。自身は党首を務め、出馬しない方針。各党は同時期に実施される参院選の前哨戦と位置付け、注力する構えだ。

 石丸氏は新党から都議選に出馬し、当選した候補者の任期を2期8年に限定する考えを示した。定数3以下の選挙区は各1人、定数4以上の区は各2人を目安とし、最大55人の擁立を目指すとしている。現職都議や首長経験者が公募に応じた場合は優先するという。

 石丸氏は「広く国民の政治参加を促すとともに、それぞれの自治体の自立性を高め、地域の活性化を進める。都政の勢力図に影響を与える考えはない。政治屋を一掃していきたい」と述べた。

 昨年7月の都知事選で、石丸氏は交流サイト(SNS)を活用して無党派層や若者らから支持を得て、次点となった。

 石丸氏は安芸高田市長時代からSNSを駆使。都知事選では街頭演説の動画が拡散されて165万票余りを獲得し、小池百合子氏に続いた。昨年11月にユーチューブ番組で、新党結成や都議選での候補擁立の方針を示し「都議になろうという方は準備を始めておいてください」と呼びかけた。


 【東京都議選】定数127。任期に合わせて4年ごとに実施され、近年は6月下旬~7月上旬に投開票されている。今年の日程は近く決まる見通し。選挙区は42で定数はそれぞれ1~8。現有議席は自民党が30で第1党となっている。小池百合子知事が特別顧問の地域政党「都民ファーストの会」27、公明党23、共産党19、立憲民主党14などが続く。今年は3年ごとの参院選と重なる12年に1度の「巳(み)年」。

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