北黄金貝塚から出土した土器や石器に直に触れて学べるコーナー
伊達市教育委員会主催のだて歴史文化ミュージアム企画展「世界文化遺産北黄金貝塚」が、梅本町の同ミュージアムで開かれており、出土品約100点が縄文時代の人々の暮らしを伝えている。3月23日まで。
昨年に続き2回目。目を引くのは、1万年続いた縄文時代が現代や平安、奈良、江戸時代に比べいかに長いかを表現した「JOMONリアルスケール年表」(幅約8メートル高さ約1メートル)。全体の7メートルを占める。また実物の土器や石器に直に触れることができるコーナーは子どもに人気。同じく世界遺産の入江・高砂貝塚(洞爺湖町)から出土した人骨の複製もある。今年、市教委に寄贈があった新史料「渋谷家文書」の一部も公開されている。
市教委の永谷幸人学芸員は「北黄金貝塚の出土品を見て、触れて、身近にある世界遺産を知ってほしい」と話している。