事故で前方部分が大破した乗用車=4日午前10時10分ごろ、室蘭市中島本町1
室蘭市内では4日朝、乗用車とスクールバスの事故があり、1人が死亡。市内では2023年6月18日の死亡事故以来続いていた死亡事故ゼロが534日で途切れた。
同日午前8時40分ごろ、室蘭市中島本町1の市道で、同町方面に向かっていた乗用車と八丁平方面に走行中のスクールバスが正面衝突した。乗用車を運転していた同市知利別町の無職の女性(72)が死亡、バスを運転していた八丁平の運転手の男性(65)は命に別条はない。バスに乗っていた室蘭養護学校の児童生徒12人と職員1人にけがはなかった。
現場は片側1車線の坂道のカーブ。室蘭署によると、道路に雪が積もっており、現場付近の路面はシャーベット状だったという。同署は乗用車が車線をはみ出したとみて、詳しい原因を調べている。
事故の影響で、市道の八丁平―中島本町が一時通行止めとなったほか、同間を走る路線バス12便がう回を余儀なくされるなどした。
また同日午前8時20分ごろには、室蘭新道の仲町インターチェンジ付近の母恋方面に向かう車線上で車両同士の追突事故が発生。けが人はなかった。当時路面は降雪の影響でぬれていたという。