来年9月の「室蘭満天花火」に向け、打ち上げられた花火=2日午後7時ごろ、だんパラ公園
室蘭市香川町の室蘭岳山麓総合公園(だんパラ公園)を会場(予定)に、3万発超の花火を打ち上げるイベント「室蘭満天花火」実行委員会(実行委員長・上村正人電材重機代表取締役社長)は2日夜、同公園で打ち上げの試験を行った。室蘭ならではの景色との競演を確認し、来年9月6日の開催に向け着実に準備を進めた。
実行委メンバーや、共催の室蘭民報社80th実行委員会メンバーら約20人が参加した。
会場は市民らがそり滑りに訪れる、同公園のロッジ駐車場前にある広場。観覧席はゲレンデを背にして斜面に設ける予定で、その下側から打ち上げた。
会場は広いため、観覧席からの見え方に重点を置きながら、大輪が開く高度や花火を設置するエリアの幅などを確認した。
花火は2~4号玉を使った。澄んだ夜空に大輪が広がると、関係者らは観覧席正面に見える工場群や街の夜景など室蘭ならではの景色との共演を実感した。
打ち上げ試験を担当したTAIRIN(小樽市)の鳴海正之代表取締役は「この場所から見える景色は素晴らしい。本番に向け、より具体的なイメージができたと思う」と話した。
今後、満天花火実行委は来年2月3日に先行チケットを発売。また、現在オフィシャルパートナーと特別協賛を募集している。問い合わせは同実行委メールアドレスinfo@manten-hanabi.com