運行を開始した冬の風物詩「とば号」
のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)のロープウエー(全長1・26キロ)で2日、サケトバ作りを行う貨物用ゴンドラ「とば号」の運行が始まった。道産秋サケ約20本が逆さにつるされ、寒風にさらされながら空をかけるように往復し、早速観光客の注目を集めている。
北海道の風物詩にと2012年から実施。秋サケは不漁で価格が高騰しているが、昨年並みの約120本を確保した。1~2週間ゴンドラで循環させることで、サケのうま味が凝縮され、ご褒美に贈られるクマたちも大喜びだという。
広報の髙橋論営業課主任は「たくさんのお客さまに驚きと楽しさを感じていただいている。冬の登別の思い出になれば」とPRしている。運行期間は来年3月下旬まで。