ヒアリングした内容を基にプレゼンテーションを行った学生
◆―― SNS活用、ペーパーレス化…
登別市札内町の日本工学院北海道専門学校ITスペシャリスト科の3、4年生13人を対象にした「DXリーダー人材育成講座」が2日、同校で開かれた。学生たちがDXを活用したビジネスプランを望月製麺所(新栄町)に提案した。
同講座はDXの知識・技術を発揮するため、実際に企業のニーズを把握し、学生が企業に対してコンサルティングを行っている。
この日は協力企業である同製麺所の望月一延代表取締役と望月啓一郎専務取締役が来校。11月にヒアリングしていた経営課題や事業の特徴などを基にDXを活用したプランを2人に示した。
学生たちは顧客の獲得や業務効率化に向けた案を発表。「期間や数量限定の麺の販売」「工場内のペーパーレス化」「SNSの活用」などをプレゼンテーションした。
望月代表取締役は「内容を聞いていると難しいことはなく、できるところから手がけていきたい」と話し、「今まで苦労していたのは何だったのかと思うくらい素晴らしい案ばかりだった。実際に導入できそうなものがいくつもあった」と好評だった。