亡くなった動物たちの冥福を祈る参列者
のぼりべつクマ牧場で昨年11月から今年10月までに亡くなった飼育動物の「慰霊祭」が、登別温泉町の同施設にある獣魂碑で行われた。関係者が観光客を楽しませてきた動物たちの冥福を祈った。
今年の対象はクマ4頭、アヒル1羽。昨年12月19日に亡くなったトルエ(エゾヒグマ雌24歳)は同年生まれのエリカ、コロンと3人仲良く第2牧場で愛きょうを振りまいて人気を集めた。
3月5日に31歳で死亡したイナホ(雌)は、人気の雌グマを決めるNKB総選挙2022で頂点に立ったことのある熱烈なファンの多い一頭。同10日に亡くなったイコロ(雄2歳)は死体を解剖した結果、脳に異常があったことが分かった。
5月17日に亡くなったション(雌)は推定40歳の大往生。バックヤードでは高齢ながらテディベア座りをして飼育員から人気だった。
慰霊祭にはスタッフ9人が参列。獣魂碑にはリンゴ、カキ、カボチャ、クリが供えられ、参列者は動物たちの在りし日の姿を思い出しながら手を合わせた。