丹精込めて弁当を作る加地店主
「黒門の味をご家庭でお楽しみください」と呼び掛けているのは鬼の食房黒門(登別市新川町2・2・6)の加地寛店主。テークアウト専門店として、こだわりの弁当やおかずを提供している。
室蘭と登別で合わせて11年間、人気飲食店として営業していた「黒門」。昨年8月、屋号は残しながら形態を変えて出店した。「鬼をテーマに、地域密着の店にしたかった」と登別市出身の加地さん。登別地獄豚丼(650円)や赤鬼もつ煮弁当(550円)といった地元にちなんだメニューが並ぶ。
常時15種類以上の商品を販売している。たれやソースなど味付けに関わるものは、長年のノウハウを生かして作り上げた黒門オリジナル。加地さんは「出来たてはもちろん、時間がたってもおいしく食べられます。ご飯が進みますよ」とほほ笑む。一番人気はザンギ弁当(塩、カレー各450円)。価格もさることながら、ボリュームも申し分ない。「余分な脂肪分を落とし、2段階の仕込みでたっぷり時間をかけて肉そのものにしっかり味付けしています」と人気を裏付ける努力にこだわる。
電話での事前注文を勧めている。価格はいずれも税込み。営業時間は午前11時~午後1時半、同4時半~同7時半。不定休。予約・問い合わせは電話0143・84局8431番へ。