
創作料理の調理に当たる留学生ら
フランスから来日し、北斗文化学園インターナショナル調理技術専門学校(室蘭市山手町、澤田真奈美学校長)で日本料理を学ぶ留学生15人が23日、同校で「一日限定レストラン」を開催した。留学で腕に磨きをかけた学生らの創作料理に、来場した市民らが舌鼓を打った。
料理を作ったのは、フランスの名門調理学校「アンスティテュ・ライフ(旧ポール・ボキューズ学院)」の短期留学生。両校は2016年に学務提携し、相互に学生を派遣している。留学生らは今年1月に来日し、半年間かけて日本文化や、日本料理の技術と知識を学ぶ。
一日限定レストランで提供した料理は、「鉄板焼き野菜の味噌味チーズフォンデュ」「地タケノコと鶏もも肉の炊き込みご飯」など。同校の日本料理講師、村上仁章さんの指導の下、日仏の食文化を融合させた創作料理に仕上げた。事前に予約した16人が来場し味わった。
仕込みや調理に当たったナディエ・ダヴィッドさん(21)は「食感、口当たりなど料理の細かい調整がうまくできたと思う。日々フランスと日本の料理の違いを学んでいます」と話した。
留学生らの料理を堪能した母恋北町の星英一さん(88)、笙子さん(82)夫妻は「大きなタケノコが入った炊き込みご飯がすごくおいしかった」と喜んでいた。