
室蘭中央支店に設置された電子看板
北洋銀行(本店・札幌)が地域のプロモーションや取引先の販路拡大支援を目指し、店頭にデジタルサイネージ(電子看板)を設置した。西胆振でもすでに運用は始まっており、広告主の募集を始めている。
電子看板は、店舗内や現金自動預払機(ATM)前に置かれ、4月までに道内約40店舗に設置。1回15秒の動画を一定間隔で放映する。
西胆振は、室蘭中央支店(室蘭市海岸町)、中島町支店(同中島町)、伊達支店(伊達市鹿島町)、登別支店(登別市新生町)の4店舗で3月17日に運用を開始した。
ATM利用者含め1日平均約800人が来店する室蘭中央支店では縦85センチ、横146センチの電子看板を設置。現在は同行のアプリ紹介や少額投資非課税制度(NISA)、店頭混雑情報のお知らせが流れている。
3月末までに不動産売買のイースト住宅情報(登別市美園町)とトワ・ピリエ(室蘭市東町)のほか、電気工事業の耕電設(同中島町)、レンタルスペース運営の協同Works(同祝津町)と契約を締結。広告主との調整や審査終了後の4月上旬から各社の企業PRや採用情報などの内容が加わる見通し。
室蘭中央支店によると、道内の各店舗で展開されているため、札幌や旭川などで情報発信したい市内企業からの問い合わせもあるという。担当者は新しい媒体として取り組みを広げることで「広告ツールとして認識してもらい、定着させていきたい」と話した。
価格はそれぞれのエリアによって分けられており、1カ月3万~10万円(税抜き)。西胆振の4店舗は5万円(同)。申し込みは1カ月単位で可能。動画や画像は広告主側で用意する。問い合わせや申し込みは各店舗へ。