
「のぼりべつ豚のテキサスBBQ」に興味津々の子どもたち
登別青年會(辻弘之会長)主催の「のぼりべつ肉フェス」が7日、登別市登別港町の市観光交流センターヌプルで開かれた。市内外から約80人が参加し、登別牛、のぼりべつ豚、登別エゾシカなど、地元の特産品をふんだんに使用したこの日限りの創作料理を楽しんだ。
昨年3月に初めて開催され、今回が2回目。やきとり一平登別店(登別東町)すしなかの(同)ゴッサムドライブイン(中登別町)そば処森々亭(同)まる丼木村屋(登別港町)なな色のヒカリ(同)登別温泉調理師登庖会(登別温泉町)や個人で活動する料理人らがスペシャルメニューを考案した。
会場には「登別エゾシカのシカタン焼き」「のぼりべつ豚のテキサスBBQ」「昆布〆登別牛巻物」など16点の料理が立食形式で提供された。参加者はそれぞれの料理に舌鼓を打ちながら、登別の未来やまちづくりについて語り合った。
北海道みらい法律事務所(室蘭市)の増川拓代表弁護士は初参加。「登別は温泉のイメージが強いが、肉も魚介も取れて、これだけバリエーションのある料理が作れる。これを活用してみては」と感想を話していた。
辻会長は「登別地区の若手が集まって一生懸命盛り上げようとしている。秋にはJR登別駅も新しくなり、ロータリーもきれいになってどんどん変わっていく。これをチャンスと捉え、地域をさらに盛り上げていきたい」と抱負を話した。
イベントをコーディネートしてきた地域おこし協力隊の増田好希さんは「登別にはこれだけの1次産品があることを皆さんに知ってもらうことができた。消費者から飲食店や生産者の方においしいという言葉を届けてほしい」と呼びかけた。
登別ゲストハウス赤と青(登別東町)を貸し切って二次会も行われ、約20人が参加してさらに交流を深めた。肉フェスは来年も開催予定で恒例イベントになる予定。