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2025/02/27 00:00室蘭

札幌支店移転 一人一人が成長できる環境を
 耕電設・千葉昌子代表取締役インタビュー

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 電気工事の耕電設(本社室蘭市中島町、千葉昌子代表取締役)が、札幌市内に開設していた札幌支店を移転した。業務拡大への対応で、電気工事士の資格取得に向けた講習会も開けるよう、研修施設を備えて人材育成も一層推進する考えだ。千葉代表取締役に移転の経緯や今後の目標などを聞いた。

◆移転の経緯は。
 「検討し始めたのは、従業員が増員し駐車場や倉庫の確保がといった課題が浮上したこと。しかし、根本的な要因は今後の札幌支店の業務拡大を踏まえて、数年前から土地を探し始めていました。移転後は鉄骨2階建て。敷地面積は2855・20平方メートル。建物面積は1階が377・16平方メートル、2階が127・14平方メートル。土地の広さに驚かれますが、今後の弊社のビジョンではまだ検討の余地があると思っています。


 よく、建築会社らしくない建物と言われますが、本社新築の時と同様の考えで、会社は従業員が業務にまい進できる環境をつくり出す事が大切。業務にまい進できる環境とは、整理整頓されたきれいな事務所・倉庫の重要性。常にきれいな環境で過ごすことで、きれいな現場、丁寧な業務につながります。常にきれいな環境で業務を行っている会社は、事故も少なくきれいな仕事をすると言われています」

◆研修施設を備えているが。
 「実は支店の移転にはもう一つ戦略があります。2年前から始めている電気工事士の試験合格に向けての講習会事業の拡大。人手不足といわれている今、電気工事も同様。ITやIoTなど効率化、分業化などももちろん必要ですが、一番大切なのは“人”。研修の意図として、電気工事士のすそのを広げることにあります。そこから第一歩が始まります。最近は中学生から、上は60代まで幅広く受講生がいます。毎回、多くの受講生を送り出すと見えてくるのは電気工事は魅力があり、興味を持ってもらえる業種。まずはこの業界自体が盛り上がっていく必要性があります。自身の会社のことだけを考えていただけではダメ。まずは業界を盛り上げて、そこから電気工事を深く知ってもらうきっかけをつくり出すこと。自身の行動は小さな一歩ですが、まずは動き出すこと。今後は、さらに新たな講習会を発足する準備も進めています」

◆現状の取引先と移転に伴うターゲットは。
 「現在はサブゼネコンといわれる大手電気工事会社からの受注が大半。今後は官庁関係も受注できる体制を整えていきます。移転により、事務所内のIT化はもちろん、業務の効率化や現場の見える化にも力を入れ、また、倉庫の拡充や敷地内の整備により、受注規模を広げられる環境を構築していきます」

◆目標売上高について。
 「来年度から新たな5カ年計画のアクションプランが策定されます。そのために必要な土台づくりを行ってきました。来期はしっかりとした節目の年となり、さらに次の目標に向けて新たなことにチャレンジする年となります。従業員一同、力を合わせて一人では成し遂げられない高い目標を全員で目指していきます。しかし、高い目標を掲げるのは、会社を大きくすることが目的ではありません。従業員の雇用、会社を存続し、地域や社会に貢献できる会社になるために、結果として会社が大きくなる。これを間違えてはいけません。

 高い目標を掲げることは、一人一人が成長できる環境をつくり上げること。一人一人の成長なくして会社の成長もあり得ません。弊社は今後も従業員が共に成長するための一助となれるよう、常に新たなアイデアを考えて、常に変化を求める会社でありたいと願っています」

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