
町職員らの話を聞き、次の有珠山噴火に備える参加者
【洞爺湖】洞爺湖・入江1区自治会と同地区の老人クラブ「入江クラブ」は8日、洞爺湖町入江の入江集会所で、地域防災力活性化勉強会を開いた。会員ら27人が町職員らの話を聞き、次の有珠山噴火などに備えた。
講師を務めた町総務課自治防災室の山本玲係長は、前回噴火から間もなく四半世紀が経過する有珠山について解説。速やかな避難に向けたポイントとして「日頃から避難時の所持品やハザードマップの位置を確認を」と話した。避難の基準になる噴火警戒レベルについても説明した。
また、しらおい防災マスター会の民部吉治事務局長は会の活動を紹介。災害時に必要なこととして自助・共助・公助のほか、近所同士のつながりをかけた「近助」を挙げた。
同自治会の山田晃会長は「多くの人に防災意識向上や避難場所の確認をしてもらい有意義だった」と振り返った。町の備蓄品である災害非常食の試食も行われた。