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2025/03/03 19:30社会

〈動画〉象徴「国民に寄り添う姿」 悠仁さま、成年で初会見

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成年に当たり、初めて記者会見される秋篠宮家の長男悠仁さま=3日午後、東京・赤坂御用地の赤坂東邸(代表撮影)

◆―― 自覚持ち、役割果たす
 秋篠宮家の長男悠仁さま(18)は3日、成年に当たり、東京・赤坂御用地の赤坂東邸で初めての記者会見に臨まれた。皇位継承順2位の立場にあり、象徴天皇の存在については上皇さまや天皇陛下の考えを踏まえ「常に国民を思い、国民に寄り添う姿なのではないか」との認識を示した。

 昨年9月に成年皇族となり「公的な活動に一つ一つ丁寧に取り組み、成年皇族としての自覚を持ち、皇室の一員としての役割をしっかりと果たしていきたい」と抱負を述べた。皇室の在り方について「人々の暮らしや社会の状況に目を向け続けていくことが重要であると思う」とも語った。

 皇位継承資格者が成年を迎えたのは1985年11月の秋篠宮さま以来約39年ぶり。

 悠仁さまは筑波大付属高3年に在籍し、4月から筑波大の生命環境学群生物学類に進学する。会見で「以前から興味を持つ昆虫、とりわけトンボを含め幅広く学んでいきたい。学問をしっかりと修め、課外活動にも取り組めたら」と話した。在学中は学業を優先させたい意向を示した。

 自身の性格を「さまざまな場面で緊張してしまうところがある」とし、興味があることを徹底して追求する長所が「時として、こだわりを持ちすぎてしまう」短所でもあると分析した。

 国内外で関心のある出来事に気候変動を挙げた。「多くの自然災害をもたらし、人々の暮らしに影響を与えていることを案じている」と述べた。

 海外留学について「今までとは異なる経験ができる」とし、秋篠宮ご夫妻らの意見も聞いて検討するとした。

 結婚に関しては「理想の時期や相手について、まだ深く考えたことはない」とした。

 皇室の慣例で執り行う「成年式」は、19歳の誕生日の9月6日に催される。



◆―― 皇室の基本、学び深め 平和へ思い、国民と交流
 皇位継承順2位で秋篠宮家の長男悠仁さまは、幼少期に戦禍の地を巡り、平和の尊さを学ばれた。高校生になってからは秋篠宮さまの公務に同行し、同年代の生徒と交流を重ねた。上皇さまや天皇陛下は皇室の基本を「国民と共にある」こととしており、悠仁さまは3日の記者会見で「人々の幸せを願い、気持ちに寄り添い続けることが重要と思う」と述べた。

 悠仁さまの教育を巡り、秋篠宮さまは「実際にその場所を訪ね、じかに触れる」ことの大切さを度々口にしてきた。その考えを実践する形で、悠仁さまを連れて戦争の歴史に触れる機会をつくってきた。太平洋戦争末期の地上戦で甚大な犠牲が生じた沖縄、被爆地の広島、長崎を初めて訪れたのは、いずれも小学生のときだった。

 悠仁さま自身、高校3年の今年2月に1人で京都府舞鶴市の「舞鶴引揚記念館」へ足を運び、第2次大戦後の旧ソ連によるシベリア抑留に関する展示を見学した。

 会見でこうした経験に触れ「戦争について詳しく学び、戦争を経験された方の話を伺う中で、言葉で言い表すことができないほど痛ましいものであると考えた」と語った。

 高校に入ると、全国高校総合文化祭の視察に同行するようになった。悠仁さまは「活動の在り方を間近で見ることによって学んできた」とした。

◆―― 国会、皇族確保に議論限定 皇位継承は将来テーマ
 与野党の国会での議論は、皇位継承を将来のテーマとして切り離し、皇族数の確保に絞って協議を進めている。額賀福志郎衆院議長は、立法府の総意とりまとめに向け、今国会中に結論を得ると目標に掲げるものの、自民党と立憲民主党の立場に隔たりがあり、難航する可能性がある。

 与野党協議の論点は、政府の有識者会議が2021年にまとめた報告書がベースになっている。皇位継承の歴史や伝統は大変重いとして「悠仁さままでの皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない」と整理した。さらに悠仁さまの次代以降の皇位継承は、将来議論を深めていくべきだと指摘している。

 皇族数の確保策は主要2案が示された。このうち「女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案」はこれまでの協議で、各党の共通認識がおおむね得られた一方、その「配偶者と子」の扱いで見解が分かれる。自民は、女系天皇につながるとの懸念から、皇族の身分は持たないと主張。立民は、長所や短所も含めた比較検討が必要だと訴えている。

 もう一つは「皇統に属する男系男子の養子縁組を認める案」だ。有識者会議報告書では「男子を得なければならないとのプレッシャーの緩和にもつながる」と提起した。自民などは支持しているが、立民は養子となる対象者の意思確認をした上で、制度設計の議論に移るよう求めている。

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成年に当たり、初めて記者会見される秋篠宮家の長男悠仁さま=3日午後、東京・赤坂御用地の赤坂東邸(代表撮影)

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