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鶴居村にある「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」の給餌場に飛来し、雪上で舞う国の特別天然記念物タンチョウ=17日午前
道東の鶴居村にある「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」の給餌場に、国の特別天然記念物タンチョウが今季も多数飛来している。雪原でのんびりと餌をついばむ様子や、繁殖期を控えて雄と雌が翼を広げ合う「求愛ダンス」があちこちで見られた。
17日朝、約120羽が集まり「コーコー」「カッカッ」と甲高い鳴き声を響かせた。タンチョウを見に訪れた埼玉県所沢市の無職赤木敦子さん(65)は「ずっと見たかった。ゆったりと舞う姿がきれい」と笑顔で話した。
施設によると、自然の餌が少なくなる冬季に給餌しており、今季は3月12日までの予定。例年、国内外から多くの人が訪れるという。