有珠善光寺で行われた豆まき
江戸時代に徳川幕府が建立した蝦夷(えぞ)三官寺の一つで、国の史跡指定を受ける有珠善光寺(伊達市有珠町、木立大忍住職)の「節分厄除祈願祭」が3日、同寺であった。地域住民らが福を求めにぎわった。
明治時代から続く恒例の事業。本堂で祈願法要を行った後、木立住職らが「鬼は外」「福は内」と大きな掛け声で豆やお菓子、餅が入った小袋をまき、待ちかねた地域住民が夢中で拾い集めていた。
小袋の中にはコメやビールなどの食料品や日用品、家具などの景品との引換券も。豆まき後は子どもたちがその場で袋の中の「福」を確認し、歓声を響かせていた。