白熱した戦いが繰り広げられた決勝
【豊浦】世界ホタテ釣りジュニア選手権大会(TOYOURA世界ホタテ釣り協会主催)が26日、豊浦町幸町の地域交流センターとわにーで開かれ、初出場の豊浦小4年の夏秋宗眞さんが王座に輝いた。3月に開かれる世界大会の出場権を得た。
小学生18人が出場。大会には礼文華産のホタテ約100枚が用意された。予選を勝ち上がった5人による決勝戦。ゴングの音を合図に竿を水中へ投入し、貝の隙間から竿先のL字型金具をかませた。
制限時間3分間でも決着がつかず、最後は夏秋さんと同級生で、先にホタテを釣った方が勝つ一騎打ち。観衆もヒートアップし、「こっちが開いているよ」などとかけ声が飛んだ。手に汗握る展開は、夏秋さんが先に釣り上げ初優勝した。
大舞台への出場権をつかんだ夏秋さんは、「決勝が一対一の試合となり、とても緊張した。世界大会では10枚釣るのを目標に頑張りたい」と意気込んだ。上位入賞者には賞状などが贈られた。
豊浦町は噴火湾におけるホタテ養殖発祥の地。同協会チェアマンの宇川裕哉さんは「まちの特産品を知ってもらいたいと始めたイベント。毎年参加してくれてうれしい」と手応えを口にした。
第17回TOYOURA世界ホタテ釣り選手権大会は、2月9日にとわにーで予選記録会が、夏秋さんが出場権を得た本選は、3月9日に行われる。
決勝戦の結果は次の通り。(敬称略)
①夏秋宗眞②切金太郎③岡本恵周