協定書を手にする下道町長(中央右)と鹿内社長
◆―― 宿泊施設で3カ所目
【洞爺湖】洞爺湖町と健康補助食品販売などの玄米酵素(本社札幌市、鹿内正孝代表取締役社長)は27日、「災害時における避難所としての施設利用に関する協定」を締結した。災害発生時に、町内洞爺町にある同社が所有する宿泊施設「洞爺健康館」に避難者を受け入れる。
同施設は8室、定員は30人程度。避難所として活用した場合は80畳ほどの大広間も開放する考えで多くの町民を受け入れることが可能となる。町は高齢者や体の不自由な人、妊婦などの避難、食事や入浴の提供も想定している。
締結式は役場であり、出席した下道英明町長と、鹿内社長が協定書に署名した。下道町長は同社への感謝を述べ「災害時の町民生活の支援、早期復興に努めたい」、鹿内社長は「地域の人たちの役に立つ。それが使命と思っている」と力を込めた。
宿泊施設との同様の協定締結は、温泉地区の2カ所に続いて3カ所目となった。