西日本分の受け入れ時期の想定日程が示された円卓会議
高濃度ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物処理を監視するための「北海道PCB廃棄物処理事業監視円卓会議」が17日、室蘭市御崎町のPCB処理情報センターで開かれた。環境省は、西日本エリアの廃棄物受け入れ時期について2025年6~7月とする想定日程を示した。
3月、西日本エリアのPCB廃棄物を処理してきた福岡県北九州市など3施設の処理事業が終了。今後同エリアで見つかった廃棄物は、26年3月末までの期限で仲町の中間貯蔵・環境安全事業北海道PCB処理事業所で受け入れる。
搬入予定量は10月末時点で2686キロ。搬入の登録は13日に終了した。同省の担当者は「登録の半分以上は安定器。今後大型が出てくる可能性は低く、室蘭での処理計画に影響はない」と話した。西日本エリア分の処理について「来年12月までに終えたい」との見通しを示した。
会議には委員13人のほか、環境省、道や室蘭市などから約50人が出席、約20人の市民らが傍聴に集まった。