ドジャースの大谷翔平選手やトランプ次期米大統領などの「変わり羽子板」が披露された=3日午前、東京都台東区
今年明るい話題を提供した時の人を描いた年末恒例の「変わり羽子板」が3日、人形メーカー「久月」(東京都台東区)で披露された。モデルは米大リーグで史上初めて50本塁打、50盗塁を達成し、ナショナル・リーグの最優秀選手(MVP)に輝いたドジャースの大谷翔平選手や、パリ五輪・パラリンピックの金メダリストら17人と1頭。
スポーツ関連では、パリ五輪の陸上女子やり投げ、スケートボードでそれぞれ金メダルを獲得した北口榛花選手や吉沢恋選手が登場。「初老ジャパン」と名乗って脚光を浴び、馬術で92年ぶりのメダルを獲得した総合馬術団体からは馬が選ばれた。大谷選手は4年連続5回目の登場となった。
他には石破茂首相や返り咲きが決まったトランプ次期米大統領、約20年ぶりにデザインを刷新した紙幣の肖像となった女性教育の先駆者津田梅子らが採用された。
横山久俊社長は「世の中全体が明るくなってほしいという願いを込めて作った。来年も頑張ろうと思ってもらえたらうれしい」と述べた。
今回で39回目となる。羽子板は長さ約60センチで非売品。今後、福島県や石川県、福岡県など11都道府県の会場で順次展示される。