獅子舞に触れたり太鼓などの道具を鳴らす子どもたち
【洞爺湖】洞爺湖町洞爺湖温泉小学校(柴田暦章校長)の3、4年生12人が11月29日、洞爺湖町月浦の月浦集会所で、町の無形文化財「月浦獅子舞」について理解を深めた。地域の伝統芸能に触れながらまちの魅力を感じた。
ふるさと学習の一環で講師は同獅子舞保存会の高臣陽太さん。124年前に、香川県から月浦への移住者が故郷を思いつくった同獅子舞の歴史や演舞する時の衣装、太鼓や笛などの道具、獅子頭を紹介した。
高臣さんは、月浦獅子舞について「雌の獅子といわれている。振る(演舞する)動作は低く左右に動かす」と説明。子どもたちは獅子頭を持ったり、太鼓や鐘を鳴らした。高臣さんが「獅子頭は紙で出来ています」と言うと驚きの声が上がった。
長谷川朔也さん(4年)は「獅子頭は両手で持って重かった。いつか自分も獅子舞をやってみたい」、五十嵐優空さん(同)は「獅子は雌だけどいかつかった。でも毛の色などかわいかった」と話した。また高臣さんから段ボールで作られた獅子頭が贈られた。