販売が始まった年末ジャンボ宝くじ=20日午前、東京・銀座
年末ジャンボ宝くじが20日から発売された。1枚300円で、1等と前後賞を合わせると10億円。販売期間は12月21日までとなっており、全国各地の売り場に、夢に期待した多くの人が集まりそうだ。宝くじ公式サイトでも購入できる。抽せん会は大みそかに東京都内で開かれる予定。
みずほ銀行によると、今回の年末ジャンボの発売予定額は1380億円で、当せん金7億円の1等23本、1億5千万円の1等前後賞46本となる見込み。300円の7等まで用意されている。
厳しい冷え込みとなったこの日、東京・銀座の宝くじ売り場「西銀座チャンスセンター」では雨の中、朝から長い列ができた。縁起が良いとされる1番窓口で買い求めようと前日午後7時ごろから並んでいるという東京都八王子市の料理人・吐合幾一さん(76)は「当たったら大衆食堂開業の足しにしたい」と期待を込めた。
売り場前では、宝くじのCMに出演する俳優の妻夫木聡さんや吉岡里帆さんらによるPRイベントを開催。10億円の使い道について聞かれた妻夫木さんは「スクリーンもシートも全てが大きい映画館をつくりたい」と笑顔を見せた。