名前を募集しているリンゴのキャラクター
【壮瞥】壮瞥町の果樹園でつくる「そうべつくだもの村」(岩倉正訓村長)は、各果樹園の看板で目にするリンゴのキャラクターの名前を募集している。イラストの完成から約30年。自身と同じ真っ赤な実を手にするユニークなデザインが交流サイト(SNS)でひそかな話題になっている。
名前の募集は町の地域おこし協力隊で、ヨツカド商店(滝之町)を共同運営する今井亮輔さんの発案。
今井さんによると、同村は1987年に発足したが、こうした取り組みは初めて。各果樹園の看板を間借りしての地道な“あいさつ回り”が功を奏し、近年ではイラストをプリントしたTシャツが販売されるなど認知度を高めてきた。
名前は来月8日までにQRコードか、同商店に隣接する「地域のあそびばミナミナ」で直接応募するとよい。
決まった名前は開催中のスタンプラリー「そうべつりんごめぐり」最終日の17日までに発表予定。ミナミナのSNSなどで広く発信する。応募者の中から抽選で5人にリンゴ3キロを贈る。
阿野観光果樹園の阿野由紀緒前園主によると、リンゴのキャラクターができたのは1993年(平成5年)頃。リンゴの自由化が広がり、壮瞥町果樹組合の青年らでニュージーランド視察の際、現地のキャラクターから着想を得たという。
今井さんは「皆さんに親しんでいただける名前を寄せてください。キャラだけでなく、まちのPRにもつながる」と積極的な応募を呼びかけている。問い合わせはミナミナ、電話0142・82・3517へ。