パック詰めされるカネサン佐藤水産の「いくら醤油味 有機」
水産加工のカネサン佐藤水産(室蘭市東町、佐藤有一代表取締役)では、道産イクラをしょうゆ漬けした主力商品「いくら醤油味 有機」の製造が大詰めを迎えている。
知床半島近海で水揚げされた秋サケのイクラのみを使用。同社によると、水揚げ後は本社工場に直送し、新鮮な状態のまま塩素水や天然鉱石のブラックシリカで活性化させた塩水で洗浄することで臭みを除去しているという。
脱水後には有機大豆を使ったしょうゆをベースに独自配合したたれに漬け込み、急速凍結。窒素ガス入りのトレーで鮮度や品質を維持したまま全国各地に出荷している。
今季は9月17日から始まり、例年と比べて4トンほど少ない約26トンの製造を見込んでいる。同社営業課の菅原央志主任は「これからも、より良い商品を追求して製造していきたい」と話した。