イルミネーショントンネルに電飾を取り付けるボランティアたち
【洞爺湖】洞爺湖温泉の冬の夜を彩る風物詩「イルミネーショントンネル」の電飾の取り付け作業が19日、洞爺湖町洞爺湖温泉のにぎわい広場で始まった。初日は業者のほか伊達開来高野球部員も参加し、観光客の笑顔を思い浮かべて積極的に取り組んだ。
イルミネーションは洞爺湖温泉観光協会(大西英生会長)主催。初日の作業には、同協会の依頼を受けた地元の阿部電気工事(阿部博之代表取締役社長)社員のほか、野球部員ら計14人がボランティアで参加。声をかけ合い、鉄筋の骨組みに大量の電飾を取り付けた。
同高野球部の藤原陽葵さん(2年)は「連携が大切な難しい作業。普段の守備に生きると思った。点灯したら家族で来たい」と笑顔で話した。
今年の点灯期間は11月1日~来年4月27日。トンネルやドームに取り付けられた合計約70万個の電飾が、温泉街を幻想的に照らす。同社によると、「電飾の設置は、点灯開始直前までかかる」という。阿部博孝会長は「観光客の『きれい』という声を励みに取り組んでいきたい」と意気込んだ。