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2024/03/12 12:00電子版企画

〈動画〉伊達市の藤田さんケニアでノルディックウォーキングと家庭菜園を指導

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 昨年に引き続き、日本に本部がある、特定NPO法人HANDSがケニアで活動している、ケリチョ事務所を訪問しました。ここは標高2000メートルで涼しところです。ケリチョ茶が有名なところで見渡す限り紅茶畑です。

 HANDSはケニアで環境問題と健康問題を取り上げてNGOとして活動しています。今回は、幼稚園児の父母や地域の方々と学校菜園で野菜や果物の栽培を学び、多品種の野菜を作って子どもたちに食べてもらいます。このプロジェクトに参加する地域のリーダーや父母には、参加するための経費をHANDSが負担しています。菜園は4ブロックに分け輪作体系をとったり、堆肥作りも学びます。

 牛糞、鶏糞、木や藁などを燃やした灰、落葉、草などを積み上げコンポストで堆肥を作ります。このような堆肥の作り方の講義にはHANDS職員の他、政府の農務関係者が協力します。年間を通して何回もアドバイスします。目標は、ここで菜園作りを学び、家庭でも色々な野菜を作り、子どもたちに食べさるまでの仕組み作りです。

 モチベーションを高めるためにも、土壌の状態を簡易土壌分析器具を使って確認することにしました。HANDSが野菜作りや果樹の植え方の指導をしていたのを私も昨年現地で見ていいました。帰国後、簡易土壌分析器具をケリチョのHANDSに行く方に頼んで持って行ってもらいました。この簡易土壌分析器具を今年は使うことにしました。

 今回4学校区で、プロジェクトを2年間続ける計画を知り、簡易土壌分析器具4セット、アナログタイプ1個、試験紙による判定の試験紙を5個寄贈し、応援に来ました。本当は2地区を訪問する予定でしたが、初日の千歳空港が悪天候で、羽田空港での乗り継ぎが間に合わなく、羽田から一日遅れで出発しました。

 もう一つの目標は環境問題です。学校で樹木の苗木を育てて森を作る事業に参加し、職員と児童の応援をすることでした。日本でもこんな事業があったらいいなと思いました。

 ノルディックウォーキングも健康づくりの一環として、昨年4セットポールを持参して来ました。今年は10セット持参して14セットになり、10から13名を同時に講習できる体制になりました。今回は2名の指導者養成もできました。

 また、個人的に毎日行ってもらうためには、細い木のポールを作って行う事も提案して来ました。HANDS事務所の前で暮らす。ご婦人もノルディックウォーキングに興味があり、HAND職員の講習の時も毎回参加してくれました。今回木のポールを一組作成して、ご婦人に合ったポールをプレゼントして来ました。こんなことを行いにケニアに来ました。

 ケリチョからNairobi間260キロのタクシーで移動中に書きました。


 【筆者】藤田隆明(ふじた・たかあき)1951年北海道大滝村生まれ。98年にノルディックウォーキングに出合い、大滝を拠点に、大会開催や協会を設立。国際ノルディックウォーキング連盟(INWA)公認ナショナルコーチ、大滝ノルディックウォーキング協会事務局長。NPO法人日本ノルディックウォーキング学校 大滝ノルディックウォーキング協会(事務局)。著書「ポールで歩こう シニアのためのノルディックウォーキング」

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