親子で万華鏡を完成させた科学館の工作教室

◆――　実験ショー・工作教室…
　ＤＥＮＺＡＩ環境科学館（室蘭市本町、楠原晴子館長）の開館を記念した「冬休み科学館祭」が８日に始まり、来館者が各種実験やものづくりなどを通し、科学の魅力に触れた。１０日まで。

　昨年１２月に開館した同館初めてのイベント。この日は液体窒素を使った実験ショーと、万華鏡やじょうろを作る工作教室が開かれた。

　万華鏡作りでは、親子で協力しながら和紙で筒を作り、中にビー玉と鏡を入れて作品を完成させていた。親子３人で参加した日の出町の藤田怜皇ちゃん（３）は「うまくできた。楽しかった」とはじけるような笑顔を見せた。

　実験ショーでは、同科学館が主催する科学クラブの講師も務める佐藤利男さん（６７）が、液体窒素を使いいろいろな物を凍らせる実験を披露。参加した子ども４０人は、バナナや花、ゴム製のボールなどがあっという間に凍る様子に驚いていた。

　同館によると、この日の来館者は５６８人。プラネタリウム（９０人収容）は３回投影され、各回ともほぼ満席と、盛況だった。

　９、１０日も一部内容を替え実験ショーと工作教室を開催する。参加には整理券が必要。各日午前１０時から先着順に配る。開館時間は午前１０時～午後４時（最終入館は同３時半）。