
中島方面は黄砂の影響でかすんでみえた=30日午前8時40分ごろ、室蘭市八丁平5丁目から撮影
室蘭市内で30日、今年初めて黄砂が飛来した。市内はうっすらともやに包まれ、商業施設などもかすんで見えた。
室蘭地方気象台によると、黄砂は同日午前7時40分ごろに観測した。室蘭市内の視程(水平方向に見通せる距離)は、10キロ未満になった。室蘭で黄砂が観測されたのは2018年(平成30年)4月12日以来、約3年ぶり。ジョギング中の市内在住、木村節子さん(68)は「外に出ると想像以上にかすんでいますね。いつもより距離を短くして、早めに家に戻ります」と語った。
黄砂の飛来は30日いっぱいまで続く見込みで、同気象台は「車の運転や洗濯物、車への付着などに気を付けてほしい」と注意を呼び掛けている。