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2020/12/17 23:00スポーツ

【サッカー魂 冬の頂点へ③】目標高く果敢に挑戦を 登別大谷高出身・黒田剛監督

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セットプレーの練習前に確認をする黒田監督と松木選手(中央)

 -室蘭地方からも青森山田に進学する生徒がいます。スカウト時の判断基準は。
 「基本は練習会やセレクションです。視察時間は限られており、普段から見ている指導者の意見を重視しています。実際には入学してきてからでなければ本当の実力を知ることはできません。Jクラブのような何次試験という見極めの時間はありませんが、試合や練習でプレーはある程度確認できます。あとは、青森山田でプロになりたいという強い覚悟をもって来てくれる子は絶対に成長できると思います」

 -大勢の部員からメンバーを選ぶのは大変ですね。
 「216人が所属しています。A、B、C1、C2、D1、D2の各カテゴリーがあり、それぞれ指導者を配置しており、上がり下がりも当然あります。いつでも入れ替わります。その中で相乗効果を生んでいます」

 -青森も北海道と同じ降雪地域。デメリットはありますか。逆に降雪地域のメリットは。
 「昔は室内に逃げていた時期もありましたが、冬に開催される選手権はもちろん屋外です。室内でセンタリングやミドルシュートは習得できません。狭い空間での練習は悪い習慣をつけることにもなり、変な癖が大会で出てしまう懸念があります。雪中でも走り、蹴ることで春を迎えた時に、シュートが強くなったり動きにキレが出るなど、成長を自覚できます。雪国という環境をポジティブにとらえています。雪国でなければ見ることができない成長があるのです」

 -多くのJリーガーを育成しています。プロになれる選手の特徴は。
 「メンタルが強く、努力を惜しまない選手が多い。自分の中の弱点としっかり向き合い、日々時間をかけて克服するために時間を費やす作業を常に行っている。一つでも弱点があればプロに行けても通用しない。全ての部分でアベレージが高く、その中で突出した何かを持っている選手が初めてプロで通用します。もちろん強いメンタリティーがあるのは絶対条件です」

 -室蘭地域の選手にエールを。
 「わたしも室蘭地区で成長させていただきました。そして大きな夢や目標を持ち道外に出て、多くを吸収しました。北海道で培った経験があり、今があります。小中学生でも大きな目標を掲げるなら、積極的に挑戦してほしい。挑戦なくして結果は出ない。覚悟がなければ必ず逃げ道を探すもの。覚悟を決め、自分が求めるサッカーや環境を目指してください。

 室蘭地区というサッカーが盛んな地域で活動している利点を生かしさらなるチャレンジを。育成期をどこで過ごし、誰に学ぶかは『将来の夢』からの逆算です。甘い環境の選択に未来や将来はありません。強い覚悟を決めて日々頑張ってください」

 -指導者を目指す人に助言を。
 「指導者は選手を目指す以上に時間を要します。指導者資格の取得イコール『いい指導者』ではありません。全国各地に足を運べば、その地域やチームに指導のヒントがいくらでも落ちています。これに気付き、生かせる感覚や感性を、挫折を通じながら培ってほしい。

 多くの挫折を経て指導者としての器を広げていくのです。なぜならわたしたち指導者は、子どもたちの将来に触れ、夢に寄り添うのが使命だからです。中途半端な気持ちで子どもに関わることは失礼なことです。子どもたちが夢を目指す限り、その夢に寄り添い期待に応えていくことが指導者の仕事なのです。未来の日本代表を、世界に羽ばたく選手を共に育てましょう」

記事写真1

全国大会での功績をたたえ青森山田高校敷地内に設置されている記念碑

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