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人形を使っての診察を体験する参加者
市立室蘭看護専門学院(髙橋典之学院長)のオープンキャンパスが22日、室蘭市高砂町の同学院で開かれ、参加者は看護体験などを通して将来の進路選択の参考にしていた。
対面式は6年ぶりの開催。近隣の中学校や高校、遠くは江差町からも保護者同伴などで計81人が訪れた。
同キャンパスは午前10時~正午で行われた。参加者は同学院の教諭らの案内で校内を見学した後、各種の看護体験に自由参加。ベッドメーキングや人形を使った診察、赤ちゃんの抱き方などを教わった。在校生や教諭との相談交流会も行われた。
室蘭清水丘高校2年の田中佑奈さん、伴帆乃香さんは、心臓、肺の音や瞳孔の動きが分かるフィジカルアセスメントに参加。「進路選択の一つとして来ました」「初めて聴診器で体内の音を聞き新鮮でした。脈音の違いが分かるのがすごい」などと話していた。
同学院の近年の入学生は、定員50人に対し45~48人。同学院2年で実行委員会学生責任者の佐々木蓮さんは「魅力あるこの学校を知ってもらい、ぜひ目指してほしい」と話した。