来年の干支・巳をデザインに取り入れた凧を仕上げた笹山さん
室蘭・礼文凧(だこ)保存愛好会代表・笹山惠弘さん(77)は、正月の縁起物・凧作りを進めている。「大入」の文字に覆いかぶさるように、来年の干支・「巳(み)」をモチーフとした白蛇のイラストを添えたデザインだ。
30年以上続けている風物詩作り。昨年は体調を崩して作れておらず、2年ぶりの制作。9月中旬から少しずつ作り始めて、50枚ほど仕上げた。
金運向上や家運繁栄の御利益があるとされる白蛇は、鋭いまなざしと思いきや、どこかかわいらしい表情が特徴的。笹山さんは「笑っているような優しいデザインにしました。今年は健康で過ごせた一年だった。来年も元気な体で過ごしたい」と話した。