第4回伊達市議会定例会は10日、引き続き本会議を続け一般質問を行った。大光力(公明党)、寺島徹(自民クラブ)、吉野英雄(共産党)、小久保重孝(伊達みらい)の4議員が登壇した。市は合葬墓構想について来年度、今後の方針を明確化する考えを明らかにした。寺島議員への答弁。
合葬墓構想の検討の進ちょく状況について、市は関係団体と意見交換を継続しているとした。その上で、関係団体との協力体制についての協議を進めて、年明けにも整備に向けた市民へのニーズ調査を行うことを説明した。
市によると、アンケートは整備を前提とした内容を予定し、不特定多数の市民に発送する。堀井敬太市長は「本年度で調査は終わるので、来年度に今後どうするか方針を明確化したい」と見通しを述べた。
市の観光について問われた堀井市長は、伊達市観光物産館などを含む、だて歴史の杜公園とJR伊達紋別駅の「2拠点を中心にどう人を回すかという戦略を考えていく」とを述べた。寺島議員に答えた。その上で堀井市長は、登別や洞爺湖などを周遊する観光客、訪日客に触れ「潜在的ニーズを拾って戦略を立てていく」と説明した。
寺島議員は、市内の観光に係る民間を含めた団体を「一堂に集めて情報交換を」と訴えた。それに対し堀井市長は「さまざまな団体が意見交換するべきと思う。それが協議会が良いのか、誰が音頭をとるべきなのかを含めて、何かしらの形で実現したい」と答えた。
国立社会保障・人口問題研究所が公表した伊達市の将来人口推計では2050年には1万9762人へと大幅な減少が見込まれている。このことに対し、掘井市長は「これまで以上に将来を見据えた取り組みが必要である」との認識を示した。その上で「安心して働き、住み続けられる環境づくりに取り組み、社会情勢と人口構造の変化に対応した持続可能なまちづくりを進めていく」と力を込めた。小久保議員への答弁。
◆―― 一般質問の要旨
■高齢者の市住需要は
▷大光力議員(公明党) 高齢者の市営住宅の入居希望者のニーズ、待機者は。
▷堀井敬太市長 ニーズは階段の上り下りがなくエレベーターがあることが挙げられる。待機者数は11月末現在でにれの木団地24人、駅前団地が11人。
■市観光の「推し」は
▷寺島徹議員(自民クラブ) 伊達市の観光の「推し」をどう考えているか。
▷堀井敬太市長 縄文、アイヌ文化、武家による開拓の歴史、豊かな自然、多様な食資源などそれら全ての魅力ある観光資源が「推し」であると考える。
■条例制定へ予算化は
▷吉野英雄議員(共産党) 市子どもの権利条例制定に当たっての予算措置についての考えは。
▷堀井敬太市長 2025年度は子どもの権利に関する調査や学習、周知啓発に充てる期間とする予定になっている。これについて必要な予算の確保に努める。
■投票環境の整備を
▷小久保重孝議員(伊達みらい) 投票所が遠くて投票に行けないという声は届いていたか。
▷水戸部俊輝選挙管理委員会委員長 投票所が遠くなったとの意見が寄せられており、臨時期日前投票所の開設など、投票しやすい取り組みを継続する。
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2024/12/10 21:00伊達
市、合葬墓整備ニーズ調査 来年度、方針を明確化
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集計日:12/11
集計期間:12/2〜12/8
人口と世帯
2024年11月末 現在
室蘭市
74,970人(-148人)
43,114世帯(-82世帯)
登別市
43,691人(-59人)
23,925世帯(-8世帯)
伊達市
31,247人(-26人)
17,410世帯(-14世帯)
( )は前月比