タイヤの点検状況を確認する相田支局長(左)
◆―― 室蘭運輸支局、立ち入り点検始まる
年末年始の輸送繁忙期を前に、北海道運輸局室蘭運輸支局は16日までに胆振管内のバス、トラック、フェリーの立ち入り点検を行う。初日の10日は道南バス若山営業所(登別市若山町)を相田悟支局長ら4人が訪れ、タイヤの点検状況などを確認した。
この日の重点項目は①安全管理(運転者の健康状態、過労状態の把握など)②自然災害事故等発生時の乗客の安全確保③テロ対策④新型コロナ、インフルエンザ感染対策-について。
相田支局長は道内で発生したバスの車輪の脱落や火災事故の発生を念頭に「整備不良事故を防ぐため、自動車点検基準に基づく日常点検、定期点検の実施状況も確認させていただく」と述べた。
室蘭運輸支局の職員が自主点検表についてヒアリングし、タイヤの点検状況、10月から運行を開始したJR登別駅と登別温泉を結ぶ快速バスの車内などを見て回った。
道南バスの長谷川義郎代表取締役社長は「これから人の移動が多くなり、冬季で道路状況も悪くなる。安心安全を心掛け、普段の利用者はもちろん、帰省者からも信頼される業務を行っていく」と話していた。