強い雨が降った日中、水しぶきを上げて走る車=23日午後0時55分ごろ、室蘭市中央町
白老を含む西胆振地方は23日、低気圧から延びる前線が北海道付近を通過した影響で大気の状態が不安定となり、白老や登別では大雨に見舞われた。
室蘭地方気象台によると、同日午後7時までの24時間雨量は白老町森野で111・5ミリ、登別市カルルスで101・0ミリ、登別で88・5ミリを観測。室蘭は47・5ミリだった。特に日中から夕方にかけての降り方が激しく、室蘭の雨のピークは午後1時7分までの1時間で、13・5ミリ。同市内の国道では、雨水を跳ね上げて車が走行していた。
また、風も強く、室蘭で最大瞬間風速18メートル、白老15・2メートル、豊浦・大岸14・8メートルなどだった。
さらに未明の最低気温がそれまでの寒さと打って変わり軒並み上昇。室蘭16・6度をはじめ、登別15・1度、伊達15・1度など8月下旬~9月中旬並みの暖かさとなった。
24日の胆振地方は曇り時々晴れ。室蘭の予想最高気温は16度で、最低気温は13度の見通し。風も平均で10メートルとやや強い予想。