カーボンオフ・セットの証明書を手にする横山さん
花火やサマーフェスタのCO2埋め合わせ
洞爺湖温泉観光協会(洞爺湖町洞爺湖温泉142)は、同協会主催事業または関連イベントの開催に伴い排出される二酸化炭素(CO2)を埋め合わせする「カーボン・オフセット」を本年度も実施する。同協会の横山千里さんは「環境に配慮した観光地であることを、多くの人に知ってもらえれば」と期待を寄せる。
洞爺湖温泉利用協同組合(同78)の温泉熱を使った地熱発電事業によって削減されたCO2のうち、同協会がCO2の「排出権」として6トン分を購入。湖畔で実施しているロングラン花火大会、先月のマンガ・アニメフェスタ、今月20日開催のサマーフェスタ、冬花火の4事業における花火船や発電機などから発生するCO2の相殺に充てる。
北海道経済産業局の委託を受け、カーボン・オフセットを推進する北海道環境財団からこのほど、取り組みの証明書が届いた。横山さんは「環境にやさしい取り組みを、これからも発信していきたい」と笑顔を見せた。