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遠くにイルカの群れを見つけ、姿を追う参加
親子でイルカウォッチング2024(室蘭市主催)が6月30日、室蘭沖で行われ、応募438人から選ばれた午前の部の参加者43人が、イルカの観察や海から見る室蘭の景観を堪能した。
今回で32回目。日本クジライルカウォッチング協会の笹森琴絵会長を講師に、午前9時半の乗船前に室蘭港エンルムマリーナでレクチャー。イルカは成長しても体長が4メートル未満で、ハクジラ類に属すると説明。噴火湾ではネズミイルカやカマイルカのほか、シャチやミンククジラなども見ることができると話した。
レクチャー後、参加者は船上からのまちを楽しみながらウオッチングポイントに向かった。群れに遭遇したのは午前11時半ごろのトッカリショ沖合。カマイルカが水しぶきを上げながら海上に顔を出すと、参加者らは「あそこにいた!」と歓声を上げ、懸命にカメラのシャッターを切っていた。
笹森さんは「大人の群れは離れた場所にいますが、若い群れは比較的近くで勢いよく泳いでいます」と解説した。
東明中1年の田原朋和さんは「大群を見られて良かった。普段見られない海からの室蘭の景色も良かった」と笑顔で語った。午後の部は、外海の波が高くなる予想で中止となった。