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室蘭の未来産業を学んだインターシティミーティング
◆―― 風力や水素、現状紹介
国際ロータリー第2510地区第9グループの第53回都市連合会(インターシティミーティング)が、室蘭市宮の森町の蓬崍殿で開かれ、RCメンバーらが「室蘭の未来産業を知る」と題したパネルディスカッションなどを通し、知識と交流を深めた。
インターシティミーティングは、都市間のロータリアンが一堂に会し、情報交換と親睦を図る狙い。
同第9グループは西胆振管内の6ロータリークラブとローターアクトのメンバーら約110人が参加した。
洋上風力発電や水素、航空宇宙産業など、室蘭で産業化への期待が高まる分野に関するパネルディスカッションが行われた。パネリストには室蘭洋上風力関連事業推進協議会(MOPA)理事の成田一人さん、水素の製造・貯蔵・配送・利用までのサプライチェーン構築に取り組む室蘭ガス営業部参与の吉田隆光さん、航空宇宙産業参入を進める室蘭航空宇宙産業ネットワーク(MAS-NET)代表の永澤優さんが登壇し、各専門分野を紹介した。
成田さんは洋上風力について「陸より強い風が吹く海の上に大規模に設置できれば、火力発電所並みの発電量が見込める」とポテンシャルの高さを強調した。
パネルディスカッション後の懇親会では、ホスト役の室蘭東ロータリークラブの竹本将人会長が歓迎のあいさつ。室蘭工業大学ジャズ研究会の演奏の中、メンバーらが親睦を深めた。